私がサーフィンを人に勧めない5つの理由 私はこれでサーフィンをやめました

      2017/03/03

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サーフィン危険体験談 私はこれでサーフィンをやめました

みなさんこんにちは、生まれて初めてサーフィンと言うものをはじめてからもうかれこれ20年は経っている当ブログ著者です。

とはいっても、サーフィンをやめてから10年は経っていますので実質それほど長くやってたわけではありません。

今日はまだ一度もサーフィンをしたことがないけれど、サーフィンに興味を持っている方にサーフィンとはどういうものなのか、その現実をお伝えしたいと思い書くことにしました。

厳しいことばかり書いていくので、夢と希望に満ち溢れている方は読まないほうが良いと思います。

私がサーフィンを人に勧めない5つの理由そして

私がサーフィンを止めるきっかけとなった出来事を書きます。

 

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私がサーフィンを人に勧めない5つの理由

理由1. 思った以上に危険

まず最初の理由ですが、思った以上に危険です。

いやけっこう危険です。

やはり自然相手ですから甘く考えているとひどい目にあいます。

わたしも何度か死ぬ思いをしています。

サーファーが事故に会う時にその原因のひつにカレントに流されてしまうというのがあります。

私もこのカレントにはひどい目に合ってきました。

カレントとは潮の流れのことです、岸から見ているとよくわかりませんが海の中はある程度潮の流れる場所方向がきまっていて、風と波が強ければ強いほどカレントの流れも強くなります。

カレントには大きく二種類あります、一つは岸から沖に向かうリップカレントとと呼ばれるもので縦のカレントです。もう一つは横に流れるサイドカレントでして、どちらも十分に気をつけなければなりません。

リップカレントは岸に打ち寄せた波の水が沖に戻っていくとき、あるいは引潮に入っているときに水が戻っていく潮の流れの道筋のようなものです。

沖に出たいときにはこの流れを利用して楽して沖に出ることができますが、初心者やその土地に慣れないものがリップカレントにはまっていることに気がつけず岸に戻ってこれなくなり遭難するということがあります。

例えば下の写真を見ていただくとわかるように、リップカレントは場所により非常に複雑な様相を呈しているところもあり、そのような場所では事前にカレントの流れを頭に入れて把握しておかなければいけません。

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そうしないと流れの速い日などは、あれよあれよという間に沖に流され漂流することになります。

リップカレントにはまってはいけないということではありません時にはカレントを利用して沖に出ることもあるからです。

「自分は今カレントの中にいるので、流れに逆らって岸に戻ろうとしてもただ体力を消耗するだけだ、だから横にかわすかそのまま流れに乗って一旦沖に出てから、カレントのない場所から波に乗って岸にもどろう」など柔軟に対応していくことが大切になってきます。

このような縦の方向のリップカレントも気をつけるべきものですが、横に流れるサイドカレントも甘く見るとひどい目に合います。

私は過去にオーストラリアでこのサイドカレントにはまりひどい目に会いそれがトラウマになりサーフィンをやめました。

その体験談は後ほど紹介させていただきます。(先に読まれたい方はこちら

理由2. とても激しい競争スポーツ

すべてのスポーツに競争が付きまとうのは当たり前、「勝つか負けるか」それがスポーツ、「サーフィンだって当然そうにきまってるじゃん、いまさらなに言ってるの?」という声が聞こえてきますが。

はい、その通りです、サーフィンも熾烈を極める競争の社会です。

その激しさはほんとうに生々しいです。

えげつないくらいです。

私もサーフィンをやり始めた頃はこれほど「勝ちと負け」がはっきりしている競技なのかと愕然としました。

勝つものは勝ち続けますし、敗者は負け続けます。

どう言うことかというと波には優先権というものがあり、権利を勝ち取ったものが波を独占できるようになっています。

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上の図を見ていただくとわかると思いますが。

より沖の方から先にテイクオフ(ボードの上に立つこと)した人、あるいはよりインサイドから先にテイクオフした人に滑る権利が与えられるというルールがあります。

これは、サーファーのあいだで絶対のルールです。

もしあなたが必至こいてやっとの思いで波を捕まえたとしてもあなたよりわずかでも沖の方からあるいはわずかでもインサイドからテイクオフをした者がいたら

即刻あなたはその波を放棄して先にテイクオフしたサーファーに波をゆずらなければいけません

つまりその波をあきらめてすぐにどかなければいけません。

少しくらいいいだろうともたもたしていると、直ぐに波を勝ち取ったサーファーがクレームをつけてきます。

時には当事者同士が浜に上がった後「さっきはよくも俺の波を邪魔してくれたなー」と殴り合いの喧嘩になります。

この手の喧嘩、いざこざは日常茶飯事です。

どこのだれが決めたのかわかりませんがこのルールは世界のどの国に行こうが、そこにサーファーがいる限り存在するものです。

このような優先権ルールがあるので初心者やちょっとどんくさい者はい、私です)は波をそう簡単には獲得できません。

初心者は一日一回波を獲得出来たらラッキーです。

ほとんど場合上級サーファーがおいしい波を根こそぎ持ってきます(笑)。

波と言うのは全ての場所でいつもあるわけではありません。

ポイントと呼ばれるわずかな場所で時々セットで3から5つの波がやってくるような感じですので、みんなに平等にもたらされるものではありません。

波は限られたものなのです。

その限られた僅かなものを、強いものが取り弱いものには回ってこない、まさに弱肉強食の世界。

弱いものには延々と回ってこないので、波に乗る経験が足りず、結果いつまでたってもうまくなることは出来ません。

波の上を思うように自由に乗りこなせる人をAクラス、それ以外の人をBクラスとしましょう。

Bクラスの人はほとんどの時間を海上に浮いてるだけですごします、たまたま運がよく波にありつけても立つのがやっと、ほとんどはAクラスの人のパフォーマンスを指をくわえて見ているだけの時間が過ぎていきます。

実は我々がサーファーと呼ぶ者のほとんどはBクラスで終わっていきます。

激しい競争スポーツのサーフィンにおいてAクラスまで達することが出来る人はごくわずかにしかすぎません。

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理由3, とにかく体力勝負

サーフィンはまさに体力勝負のスポーツです、体力のない者は上達することはできません。

とくに波が強くなればなるほどその差が歴然と表れます。

波の上に立ち滑りながら楽しめる時間はほんの数秒です。

その一瞬以外はひたすらマラソンをしているようなものなのです。

台風や強い低気圧の影響でうねりがどんどん入ってくような状況では、ただただひたすら足ではなく腕によるマラソンをしているようなものです。

辛い時間が長く、波に乗っている楽しい時間は一瞬です、長くても20秒くらいです。

いくら大きい波でも割れた後の波は立つことはできませんし、その波に巻き込まれればもみくちゃにされ体力を消耗するだけとなります。

ですので必死にパドルして割れた波を避けます。

また波をとらえて滑ってくるサーファにひかれないようにしないと危険です。

ですので必死にパドルして向かってくるサーファーを避けます。

その状況は水地獄で罰を受けているかのごとくひたすら苦の世界です。

人というのはいつか必ず衰えがやってきます、50歳を過ぎたら体力は下り坂です。

ちゃんとそのような事をわきまえて年相応にサーフィンとの接し方をしていければ問題ありませんが、いつまでも自分は若いのだ、体力なんて落ちてないぞと自分をかいかぶっている中高年の人はいつかひどい目に合います。

理由4.上達するのが難しいスポーツ

サーフィンほど見るのとやるのとでギャップのあるスポーツは珍しいです。

とにかくそう簡単には上達しません。

やったことのない人は「誰でも簡単にスイスイ楽しく滑れるようになれますよねー!」と思われているようですが、それは…

バーツ!

残念ながらゼンゼン違います。

最終的にスイスイ思うように滑れるようになる人は、おそらくサーフィンを始めた人の内10人に1人くらいです。

そこまで行くのにあまりにもたくさんのハードルを越えねばなりません。

もって生まれた運動神経、反射神経が大いに関係しますし、体力、バランス感覚、瞬発力あらゆるセンスと要素が必要とされます。

波に乗る以前にはまずパドリングというものをマスターしなければいけません。

板に体を乗せたまま水泳のクロールのようにして水をかいて前進することをパドリングと言うのですがかなりの人がこのパドリングの習得時点で挫折します。

激しく漕いでいるのに前に進まない、腕を回転させるのがしんどい苦しい、ほとんど腕でするマラソンのようなもの。

いやそれ以上にとにかくきつい

ある意味この時点であきらめる人は賢明です、なぜならこの先にもまだまだたくさんのハードルがあるからです。

何とか根性でパドリングをマスターできたとします、次の難関はボードの上に座ること。

ただ座ること、それだけのことが簡単ではありません。

えっ、いつになったら板の上に立てるのかって?

そうですね、週一でサーフィンする人で半年くらいでしょうか?

もちろん才能があって、あっという間にコツをマスターしあっという間に波に乗れてしまう人がいるのも確かです。

何にでも生まれ持った時点で才能を持っている特別な人と言うのがいるものですが、サーフィンほどその差がはっきりと出てしまうスポーツも珍しいのです。

初めはほとんどの人は水の上ではおぼつかない赤子も同然、ヨタヨタ状態で何もできません。

サーフィンは上達するのに果てしなき時間がかかるスポーツです。

大概は「下手な人はずっと下手なまま(これ私の事)、上手な人はますます上手になる」言い方悪いですが勝ち組と負け組がはっきりと分かれてしまうスポーツなのです。

理由5. 最後の理由は、え―と そのー あのー

つまり、

思ったほどモテなかったということです

サーフボード片手に持つだけでモテると思ったんですよねー。

ですが残念でした。

モテる奴というのは何もしなくてもモテますが、
モテない奴は何をやてもモテナイということです!

ハッハッハ!

そんなこんな話は置いといて。

私がサーフィンを止めるきっかけとなった出来事

私がサーフィンを止めた決定的な出来事がありました、これがトラウマとなりいまだに海が怖くて入れません。

どのような出来事だったかその体験を紹介させていただきます。

オーストラリアのゴールドコーストにキラという有名なポイントがあります。

よく世界大会が行われるポイントでサーファーならいつかはそこでサーフィンをしてみたいという憧れのポイントの一つです。

その日私はキラポイントではなくその隣のグリーンマウントポイントでサーフィンをしていました。

キラポイントではこの日も世界大会が行われていてメジャーなプロサーファーが参加していました。

しかしその日は会場がクローズされ誰一人海に入っているものはいませんでした。

その理由は波がでかすぎたからです。

大潮の一番引いている状態で遠浅の地面がほとんど見えている状態で大変危険でした。

そんな状態なので大会は様子見の一時中止状態で数千人の観客が沖合の馬鹿でかい波をただぼーっと見ている状態でした。

私がいた隣のグリーンマウントポイントはキラからかなり離れていて波の大きさも手ごろな安全レベルでした。

というかそもそもグリーンマウントというポイントはメロウな波が売りのポイントで、大きい波はめったに来ないポイントなので私はそこを選んでいたのです。

ある時、しばらく波が来ない状態で私はただ沖だけをぼーっと見つめていました。

私はいつもと変わらない平和的な波待ちの時間をただポカーンと沖合を見つめながら過ごしていました。

いつもと同じ、何も変わらない穏やかな時間。

しかし、実はいつもと同じなんてことではなかったのです。

全然違っていたのです、しかし私はそれに気がつけませんでした。

 

そこへ、いきなり巨大な波がやってきました。

わたしは理解が出来ませんでした。

どうして今日に限っていきなりこんな巨大な波がやって来るのだろう?

私は恐怖を感じ逃げる準備をしようと思って岸辺の方に目を向けてボウ然としました。

なんと知らないうちにキラポイントまで流されていたのです。

 

 

sidecurrent

いつの間にかサイドカレントに乗り キラポイントまで流されていた

 

数千人の観衆が私の一挙手を見逃さないように凝視していました。

観客も唖然としていました。

どうしてプロサーファーもエントリー禁止の危険な海上に何を間違えてアジア人サーファーが一人ポッカリ浮かんでいるのか。

その日の横に流れるサイドカレントの速さは私も生まれて初めて体験するようなハイスピードのカレントだったのです。

とてつもなく大きい波に恐怖を感じ波をかわそうとしてパドリングを始めましたがその時にとても恐ろしいものをみて「あこれは終わったなー」と思いました。

何を見たかと言うと地面です、砂の地面が見えました。

こんなことは生まれて初めてでした。

日本で起きた震災の時、津波が来る前に水が引いて沖合まで陸地が現れたそうです。

まさにそのような感じです(規模は縮小されますが)。

水がドンドン引いていき体がほとんど地面の砂に触れそうになった時に、巨大な波が私の頭上に襲いかかってきました。

まさにスローモーションを見ているかのようでした。

 

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そのあと私の体と頭は地面に強くたたきつけられたのですが、たたきつけられた瞬間だけ覚えておりその先は記憶がありません。

気が付いたら病院のベットの上にいました。

 

意識が戻っても私の頭はまるで泥酔しているかのごとく激しくグルグル回転していました。

どちらが地面でどちらが天井かがわかりませんでした。

歩くこともできませんでした。

地面に激しくたたきつけられたときに鼓膜に穴が開き三半規管に水が入りダメージを受けているのでこのような症状になっていると医者が話していました。

不幸中の幸いだったのはもしたたきつけられたのが砂浜ではなくリーフ(かたいサンゴや岩など)だったら間違いなく死んでいました。

三半規管はダメージを受けましたが、それ以外は特に負傷もなく数日ホテルで寝ていれば大丈夫だろうとの先生の言葉をいただき人に付き添われ病院を後にしました。

ホテルに戻っても数日間は寝たきりでした、なぜなら立って一歩足を踏み出すと体が倒れてしまうからです。

この時のことは今思い出すだけでぞっとします。

本当は余りにも恐怖体験だったので思い出したくもありませんでした。

しかし、みなさんにサーフィンは甘く見てはいけないスポーツだという事を知っていただきたく思い出すことにしました。

私はこの事故をきっかけにサーフィンをやめました。

止めたというよりも海が怖くなって入れないだけなんです。

だって私はちゃんと身の程をよくしって、自分のしょぼい実力をよくわきまえてちゃんとそれに見合うサーフポイントでサーフィンをしていたのです。

海が危険なのはよく心得ていましただからさいさん気を付けていたのです。

にもかかわらず事故に合ってしまいました。

最後に明るい光を

このままで終わるとこの記事全体がネガティブ過ぎる!と訴えられそうですね。

私としてもそれは望むところではないので、最後に光を差したいと思います。

ここに書きつづったネガティブな内容をほとんどすべて

回避する方法があります。

それはボードをショートボードでなくロングボードを選ぶことです。

辛い苦しいしんどい難しい話はすべてサーフボードにショートを選んだ場合の話です。

もしこれがロングボードやセミロングボードを選択した場合すべての内容が一変します。

ロングボードは浮力がありますので必死こいてパドルしなくてもグングン進んでくれます。

ショートボーダーよりずっとずっと沖合から楽にテイクオフ出来ます。

危ない状況でも軽く漕ぐだけでそこから脱出することが可能です。

ライディングの時間も長く滑ることができます、チューブライディングもできます。

いいことずくめですが多少の難はあります。

ショートボードのように細かい技とか小回りとかはききません、カットバックとかできません。

板が大きいので持ち運びと保管場所はショートボードのような気楽さがありません。

しかし、プラスとマイナスを天秤にかけてみるとロングボードのほうが圧倒的にプラスばかりです。

私ももし心のトラウマがきれいさっぱり解消できたときには、ぜひロングボードでトライしようと思っています。

いずれにしても、サーフィンをこれから始める方は、「絶対に海を甘く見ないこと」これを肝に銘じて海と親しんでいってください。

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