世界で売れている中国スマートフォンのメーカーランキングとその人気機種

      2017/01/19

2016-2017 中国スマートフォン出荷台数ランキングと人気機種

今や世界のスマートフォンシェアの33%を占めている中国メーカーのスマートフォン。

安かろう、悪かろうの中国製のイメージがこの中国製スマホに関しては完全に払拭され、世界中にユーザー拡大の勢いが止まらない状態にあります。

日本では一部のメーカーと一部の機種しか消費者に紹介されてきて来ませんでしたが、高スペック低価格高性能の中国製スマホが日本市場に浸透してくるのは時間のもんだいとなってきました。

そんな中、世界(中国を含む)ではどのような中国メーカに人気があり、そのメーカのどのような機種に人気が集まっているのかをまとめてみましたのでご覧ください。

 

※このランキングは中国メーカーに限定して作成したものです、範囲を世界に拡大した場合、サムソンiPhoneが中国メーカーよりも上位にランクインしてきます。

世界ランキングはこちらでチェックできます

 

1位 HUAWAI ファーウェイ 1910万台、シェア17.2%

キャリアやMVNOを通じて、すでに日本に浸透しているファーウェイ製品。ファーウェイスマートフォンの魅力と特徴は機種の豊富さとコストパフォーマンスにあります。

1987年創業のファーウェイは、もともとはスマホはもちろん携帯端末などを扱う企業ではなく、大企業向け通信機器の研究開発、製造、マーケティングに特化した事業を展開していました。

取引企業は、中国のメジャーなテレコミュニケイト企業のみならずブリティッシュ・テレコム、ドイツテレコム、シンガポールテレコムなどヨーロッパや東南アジアの大企業を顧客に持ち、通信関連機器だけでもそのシェアはエリクソンの次ぐ世界第2位の規模であります。

2010年、米国のビジネス誌「ファスト・カンパニー」にて世界でもっとも革新的な企業ランキングでFacebook,Amazon,Apple,Googleに続き、第5位に選ばれています。

そんなファーウェイが携帯端末事業をスタートさせたのは2000年代後半にはいってから。

スマホに関しては当初、コストパフォーマンスの優れたローエンドの格安機種を中心に取り揃え薄利多売マーケティングを展開していました。

しかし、中国消費者は買い替えの頻度が早く、買い替え時には持っていたスマホよりもさらにハイクラスのものに買える傾向があり、消費者ニーズの高機能化と同時に新しい付加価値が求められていることにあわせ、ハイエンドクラスのスマートフォンも登場させてきています。

Huawei P9 ファーウェイを代表するフラッグシップ スマートフォン


そんな状況の中、今年6月から(世界では4月から)発売されているのがHuawei P9
ファーウェイのフラッグシップモデルで最大の特徴はライカと共同開発したダブルレンズカメラ。
メインカメラに二個のレンズを使用している。

ダブルレンズというと3Dフォトを連想しがちだが、P9のダブルレンズは3Dのためではなく、片方のレンズにモノクロセンサー、片方のレンズにRGBカラーセンサーを搭載させ、双方で撮影したデータを電算合成させ画質を向上させたり、「ボケ」を意図的にコントロールさせたりすることを目的としている。

キャリアのハイエンド機は軒並み7万円をこえているなかで、本機種はそれらと同等のスペックでありながら5万円代前半で入手できC/Pが非常に高く消費者の満足度も総じて高いようです。

日本でもすでに市場にでまわっており、沢山のレビュー、評価サイトをネット上に見つけることができます。

OS:Emotion UI 4.1(Android 6.0)
CPU:HiSilicon製 HUAWEI Kirin 955 オクタコア(4 X 2.5GHz A72+ 4 X 1.8GHz A53)
ディスプレイ:5.2型のフルHD液晶(1080×1920ドット)
サイズ:70.9(幅)×145(高さ)×6.95(奥行き)ミリ
重量:約144グラム
メモリ:RAM3GB / ROM32GB / microSD(最大128GB)
メインカメラ:約1200万画素 × 2基(F2.2)
フロントカメラ:約800万画素(F2.4)
バッテリー:3000mAh
その他USB Type-C、
指紋認証システム、NFC、NanoSIM参考価格$499

 

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2位 OPPO オッポ 1800万台、同16.2%

oppo-dicaprio
最近急激に世界シェアを伸ばし急浮上してきたかに見えるオッポですが、創業は2004年(広東省)で元々DVDプレーヤーやMP3プレーヤーの製造販売をしていた企業でした。

2011年からスマートフォン市場に参入、一号機の「Find」の広告ではレオナルド・デカプリオを採用し「OPPO=ハイエンドスマートフォン」のイメージを広めることに成功。

その後、世界最薄スマホFinder6.65mm 2012年、約3万1000円)や「Oppo R5」4.85mm 2014年)を発表し常に世界の目を引き寄せることに成功しています。

品質の良さにも定評があり、当記事ライターも当時周りにいたOPPOスマホを所有する外国人の友人達から「Find」をはじめとする各機種に触れさせてもらう機会があり、そのつどそのその完成度の高さに驚かされた一人でした。

OPPO R9 オッポを代表するフラッグシップ スマートフォン


そのOPPOを代表するフラッグシップ最新機種はOPPO R9

基本スペックは他社のフラッグシップ機と同レベルの十分なものです。

R9の大きな特徴はセルフィーに特化していること。自撮りが多い女性ユーザーをターゲットに他社との差別化を打ち出した機種です。

ですのでメインカメラの解像度が1300万画素に対し、自撮りカメラ(フロントカメラ)が1600万画素と通常のスマホとは逆になっていますし、また絞り置もメインがf/2.2に対しフロントがf/2.0となっていて通常のカメラとは逆になっています。

OS:Android 5.1
プロセッサー:2GHz オクタコア
メモリRAM:4GB ROM:64GB
メインカメラ:1300万画素
フロントカメラ:1600万画素
ディスプレイ:5.5型 1080x1920 ピクセル
Skin:ColorOS 3.0
Dual sim
重量:145g
バッテリー :2850mAh
指紋認証システム

参考価格$400

 

3位 VIVO ヴィーヴォ 1470万台、13.2%

2015年第4四半期まで上位3社に入っていたLenovo(レノボ)とXiaomi(シャオミー)が上位3位から消え変わって浮上してきたのがOPPOこのVIVO

 

中国ではスマートフォンはすでにユーザー間に一巡し、買い替えユーザーが出てきており、そのときに消費者が選ぶのは以前のものよりも高機能で何かに特化していること。

Lenovoは、依然として低価格帯のマス狙いを続けていた一方OppoVivoはユーザーの要望をリサーチしし何かの機能を特化した商品を開発し、値段はミドルレンジに設定しことなどが上位浮上の好結果にむすびついたようです。

VIVOは当初からハイクオリティーな Hi-Fiサウンドを装備したスマートフォンの製造開発販売を進めてきました。

YAMAHAのオーディオチップを備えるなど高いオーディオ性をスマートフォンに実現し、それが若い世代に受けたようです。

VIVO X7  ヴィーヴォを代表するスマートフォン


 

プロセッサー:オクタコア(4コア 1.8GHz + 4コア 1.4GHz)
メモリRAM:4GB ROM:64GB
メインカメラ:1300万画素
フロントカメラ:
ディスプレイ:5.2インチ 有機ELディスプレイ フルHD (1920 x 1080)
OS:Android 5.1
指紋認証システム
バッテリー :3000mAh

参考価格38000円

 

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4位 Xiaomi シャオミ 1050万台、9.5%

2010年の創業からたった4年で中国シェア1位、世界3位の売り上げ記録を達成したXiaomi(小米)。

年間で一機種のみを発表し、大量生産することでコストを低く抑え、コスパに優れたおしゃれなハイエンド機販売を展開してきました。

ネットのコミュニティーを中心にマーケティングを展開(中国のアップルといわれるゆえん)、自社サイト主体の販売方式が功を奏し大躍進を遂げました。

2015年の時点でアップルを抑え中国シェア1位のメーカーだったのですが、VivoOPPOといった競合他社が小米(シャオミ)と同様な低価格ハイエンド機を展開し、若者の心をつかみシャオミのシェアを食い始めました。

2016年には中国スマホシェアがHUAWAI・OPPO・VIVOに続く4位にまで下がってしまいました

そんななか、満を持して発表したのがXiaomi Mi 5です。

Xiaomi Mi 5  シャオミを代表するスマートフォン


このMi5、確かにスペック的に見るとかなりC/Pになっているようです。同じレベルのサムソンソニーの機種よりも約$100~$200の値段の差がみられます。

しかし、昨今の他社のフラッグシップ機から見ると全体に引き離されてしまった感があるし、特に目玉となる特徴に乏しい感じはしますが、カメラにソニーのセンサーが使われていたり同スペックの他社機器と比較するとかなり軽量になっていたりと特筆すべく部分はあります。

発表当初から予約が殺到したということでシャオミとしてはこれで巻き返しを狙っていきたいところです。

プロセッサー:64bit Snapdragon 820 クアッドコア
メモリRAM:3GB ROM:32GB
メインカメラ:1600万画素4軸光学手ブレ補正,4K動画撮影
フロントカメラ:
ディスプレイ:5.15インチ Full HD
OS:Android :MIUI 7 Android 6.0 Marshmallow

カラー:シルバー、ブラック、ゴールドの3色。
その他:Type-CのUSBポート
急速充電機能Quick Charge3.0に対応
指紋認証センサー, 顔認証機能(笑顔採点機能付き)
デュアルSIM, NFC
サイズ:縦144.55×横69.2×厚さ7.25mm
重さ:129g。

価格:標準版(Standard、3GB、32GB)およそ3.4万円
高配版(High、3GB、64GB)3.9万円
尊享版(Ceramic exclusive、4GB、128GB)4.6万円

 

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5位 TCL

TCLが出しているスマホブランドにALCATELあります。日本では2014年イオンスマホから「Alcatel One Touch Idol2」が発売されたり、去年からは「Alcatel One Touch Idol3」がネットなどを通じ販売されています。

もともとALCATELはフランスの通信システム・装置メーカーアルカテル・ルーセント社のスマホブランドでアルカテル・ルーセント社は1898年創業の老舗中の老舗企業です。

2004年に移動通信事業で中国のTCLと合弁で新会社を設立。現在TCLが100%出資となっている。

TCLは1981年創業当初、磁気テープの製造販売を行っていた企業。1989年には電話機の生産が中国全土で1位になった。

1999年から携帯電話事業に進出。

中国国内で社名が漢字ではない企業はかなり稀なのだそう、アルファベット表記の会社(たとえばZTE)でさえ必ず中国語名を持っているのが常識。しかしこのTCLは、はじめから漢字表記を持たずにやってきておりグローバル企業である表れにもなっているようだ。

そんなわけでAlcatel One Touch Idol3のキャッチフレーズは「フランス発のおしゃれなスマホ」といわれる所以なのです。

Alcatel One Touch Idol4 アルカテルを代表するスマートフォン


同社のフラッグシップシリーズの最新モデル。

前モデルTouch Idol3上下どちらでも話せるリバーシブル仕様などを含めた数々の工夫が受け世界的に販売数が伸ばし、欧州のみならず韓国、日本でも大きくシェアをのばしました。

新発売のTouch Idol4は、そのTouch Idol3のリバーシブル仕様などの流れを踏襲しながらもさらに新しい工夫を付加してきています。

たとえば、「BOOM KEY」というボタンをサイドに設置、これはそのときに開いているアプリによって追加機能が得られるというユニークなもの。たとえば音楽を再生中は低音を強調したり、ギャラリーを開いているときはコラージュ写真を作成してくれたり。画面消灯時に押すとクイックカメラ撮影が可能になったりする。

また、Touch Idol4とその上位機Touch Idol4sにはVR機能が対応しています。Touch Idol4sにはVRゴーグルが標準で同梱されていて、Touch Idol4についてもオプションで購入することができます。

 

プロセッサー:Qualcomm Snapdragon 617 Octa-Core
メモリRAM:3GB ROM:16GB
メインカメラ:1,300万画素
フロントカメラ:800万画素
ディスプレイ:5.2インチ フルHD(1920 x 1080)IPS液晶ディスプレイ
OS:Android 6.0

バッテリー:2,610 mAh
サイズ:高さ 147 x 幅 72.5 x 厚さ 7.1 mm
重さ:135 g

参考価格
Idol4  34000円
Idol4s  36500円

 

6位 ZTE

日本ではZTE製品はbモバイル、ウィルコム、ソフトバンクなどから多数販売されていて、すでに市場に広く出回っています。

よく知られるところでは、ソフトバンクから販売されてきた「みまもりケータイ」がZTE製でし、そのほか多くの携帯とスマホがソフトバンクから販売されてきました。

ZTE社は、1985年創業の中国の通信設備、通信端末の生産、開発企業です。

2015年にはスマートフォンシェアがアメリカで4位ヨーロッパで5位にランクされるほどの国際競争力をもつ企業です。

スマホのブランド名としてはBlade(ブレイド)が有名です。

Blade V7 lite ZTEを代表するスマートフォン


2016年7月から発売されているBlade V7 lite。「Blade V6」から進化した点として独自の指紋認証機能が搭載されたこと。

昨今指紋認証機能は、各社ミドルレンジクラスには搭載するのが標準になりましたが、このBlade V7 liteの場合五本の各指の指紋を認識しそれによって個別のアプリケーションを起動できるという画期的なものです。

指紋認識による「ワンタッチ起動」も最速で0.3秒でロックを解除できます。

そのほか、画面オフの状態からスクリーンにジェスチャーを描くとアプリを起動できたり、音楽をスキップしたりカスタムでさまざまに設定できるようになっているのも魅力的である。

CPUやスクリーンの解像度、カメラなどはスペック的に物足りなさを感じるものの、ゲームなどやらなければ問題なくふつうに動いてくれるし、また約2万円で入手できることをかんがえるライトユーザー向けの購入の候補としては十分に「あり」だと感じます。

OS:
CPU:MediaTek
MT6735P 4コア 1GHz
ディスプレイ:5インチ IPSHD(1280x720)
サイズ:143.8 × 70.2 × 7.9 mm
重量:135g
メモリ:RAM2GB / ROM16GB / (microSD 最大32GB)
メインカメラ:約800万画素
フロントカメラ:約800万画素
バッテリー:2500mAh
その他USB Type-C、
指紋認証システム、NFC、NanoSIM

参考価格  2万1千円

 

どうして今まで海外のスマホメーカーは日本に進出てこなかったのか?

どうしてシャオミ―をはじめ海外メーカーの多くは今まで日本に進出したがらなかったのかを考えてみました。

ひとつの理由は、ぶっちゃけ日本人の要望に合わせて作るのがめんどくさいというのがあったと思います。

新興国や、途上国ではまだスマホを持ったことが無い人口が多かったために、とにかく他社よりもいくらかコスパに優れた製品を出していれば売れたのです。めんどくさいリサーチだのマーケティングだのやらくても楽に売る方法がいろいろありました。

それに引き換え先進国の消費者は好みが細かく複雑です。日本の場合ガラパゴス化させないといけないし、ニーズに合わせた商品を細かく取り揃えないといけません。また売るための戦略方も高度なリサーチが必要で苦労が多い割に競争相手が多く利益が出しにくいというのがありました。

ところが昨今、少し事情が変わってきました。もともと海外のスマホは最初からSimフリー用として作っていたものが多かったし、デュアルSimは当たり前でしたので、最近の日本Simフリー動向に沿ったものを作るのはさほど苦労がありません。

また、新興国では携帯所持者が一巡し、ユーザーはより高機能なより何かに特化した機器を選ぶ傾向にあり、それにあわせ海外メーカーも消費者のニーズをリサーチして商品開発するいわば日本式戦略方を取り入れざるを得なくなってきています。

今回の「売れてる中国スマホメーカーランキング」上位エントリ―企業はそういった傾向に沿った商品開発、販売をしてきたとみられます。

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