【世界10大核惨事】史上最悪な原発事故(核関連施設事故)ランキング

      2017/08/09

史上最も最悪だった原子力関連事故ランキング

海外サイトWorld's Top Most では、史上最も最悪な原子力事故Top10を発表していますのでご覧ください。
 

 

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10.  イギリス ウィンズケール原子炉火災事故 1957 レベル5

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1957年に起きた、世界初の原子炉事故として知られている事故です。

イギリス史上最も最悪な核施設事故とも言われています。

原子炉と言ってもこの施設、軍事目的(原爆用プルトニウム抽出)で造られたものだったため、発電装置等は一切備えられてはいませんでした。

核施設内に2基あったうちの1号機の炉心に起きた火災で、16時間燃え続け大量の放射線物質が周辺にまき散らされましたが、避難命令は出されませんでした。

当時のマクミラン政権は、事故を極秘にしていましたが30年後についに公開されました。

33人以上が白血病で死亡していて、現在でもこの地域から高い放射性物質が検出されています。

 

9.  東海村 JCO 臨界事故 1999 レベル4

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1999年9月、茨城県那珂群東海村にある株式会社JCOの核燃料加工施設で発生した事故です。

核燃量を加工中、ずさんな作業工程管理により臨界に達した核分裂反応が発生し、その状態が20時間持続しました。

中性子を至近距離で浴びた作業員3名の内、2名が死亡1名が重症となりました。

このほか駆けつけた救急隊員など667名が被爆しています。

 

8.  ブラジル ゴイアニア被爆事故 1987 レベル5

 

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1987年ブラジルのゴイアニア市で発生した事故です。

市内にあった廃病院に放置されていた放射線療法機器から格納容器が盗難され、その後廃品業者など人の手から手に渡されていくうちに解体され、中身の放射線(セシウム137)が放出。

4名が放射線障害で死亡し、249名が被爆。

暗闇の中で青白く光る得体の知れない物体に多くの人々が興味を示し、自宅に持ち帰るなどしたために被害が拡散してしまいした。

この事故により、ブラジル農産物の輸入を拒否する国が増え、国家としても大きな打撃を受けました。

nuclear accident 20廃病院から盗難した青年は、放射線により損傷した右手を外科切除している

 

7.  スペイン サラゴサ 放射線治療機事故 1990

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1990年、スペインのサラゴサ病院で起きた放射線治療機の事故。

故障した放射線治療機の修理のとき、メーカーのサービスマンが調整を失敗し過剰な放射線量が放出。

病院はそのまま10日間気づかずに装置を使用。

規定量をはるかに超えた放射線が患者に照射されてしまいました。

11名が死亡し、27名が被爆しました。

 

6.  フランス サン=ローラン=デ=ゾー原子力発電所事故 レベル4

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フランスのサン=ローラン=デ=ゾー原子力発電所(ロワール川中州に所在)では、過去に数回事故が起きていますが、その中でも最も大きなものは1980年の事故です。

この事故は国際原子力事象評価尺度でレベル4とされフランスで史上最も最悪な事故とされています。

2号炉でウラン20kgが炉心溶融を起こす事故でした。

このほか1969年には、ウラニウム50kgが挿入中に溶けだす事故、1987年にはロワール川が凍結し冷却水が止まってしまった事故が起きています。
 

 

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5.  ロシア キシュテム ウラル核惨事 レベル6

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1957年、ソ連のウラル地方のマヤーク核技術施設で発生した原子力(爆発)事故です。

チェルノブイリ、福島原発に次ぎ世界で3番目に深刻な原子力事故と言われています。

事故は、当時のソビエト政府によって極秘にされていましたが、1976年ソ連からアメリカに亡命した科学者ジョレス・A・メドベージェフによって論文により明らかにされました。

1950年代のソ連では、核廃棄物質の危険性はまだ認知されておらず、その扱いは極めてぞんざいで、施設近隣の川や湖にそのまま放流されていました。

近隣の住民に深刻な健康被害が生じるようになったため、核廃棄物は濃縮してタンクに貯蔵するようになりましたが絶えずタンク内部で崩壊熱が発生するため冷却装置を作動させていました。

1957年9月29日そのタンクの冷却装置が故障、タンク内の温度は上昇し大爆発。

放出された膨大な放射性物質は、上空約1000mまで舞い上がり、南西の風に乗り幅約9km、長さ約105kmの帯状の地域を汚染しました。

この河川、湖への垂れ流し、そしてタンクの大爆発により起きた汚染による死亡者は数千人とも言われていますが、期間が長期すぎるのと地域が広範囲すぎたためにその数字ははっきりとしていません。

現在もその地域では高い放射線量が検出されています。

 

4.  アメリカ スリーマイル島発電所事故 1979 レベル5

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スリーマイル島事故は1979年にアメリカで起きた原子力発電所事故で、世界で初めてメルトダウンを引き起こした事故として有名です。

スリーマイル島は島(シマ)と言っても海洋の島ではなく、ペンシルバニア州のサスケハナ川の中州にある島で周辺には多くの都市や住人が暮らしていました。

ロケーション的には海からは遠くワシントンとニューヨークの中間の内陸部です。

原子炉の炉心部が、冷却水不足のため温度が上昇し溶けてしまいメルトダウンを引き起こしました。

原因は作業員の未熟な技術と対応ミスということになっていますが詳細は明らかにされていません。

発生当時、大規模な避難勧告が出され映画さながらの交通渋滞が起きたました。

たまたま、核メルトダウンをテーマにした映画「チャイナ・シンドローム」がこの事故が起きる12日前に公開され、映画の中で起きている恐怖が絵空事ではないということをアメリカ国民は思い知ることとになります。

炉心溶融は起きたものの、原子炉の爆発はかろうじて免れたため核物質の飛散はほとんどなく、被害者もいないということにはなっています。

この時もし爆発していたら「アメリカ東部は終わっていた(人が住む場所ではなくなっていた)」とまで言われています。

溶けた燃料棒の処分には、まだこれから500年の月日が必要です。

3.  カナダ チョークリバー発電所事故 1952 レベル5

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チョークリバー原子力発電所は、カナダのオンタリオ州を流れるオタワ川にチョーク川が注ぐ付近に位置する発電所です。

元々は、軍事目的の核開発研究所としてイギリスとカナダのコラボレーションにより1947年に創設されました。

1952年、操作員のミスが重なり核増殖の連鎖反応が2倍以上に達しました。

温度は上昇し冷却装置の圧力を下げるために操作員が4つのバルブを開けてしまったのが裏目に出て水素爆発を起こしました。

爆発により汚染物質が空気中に飛び散っただけではなく、汚染された大量の水が川に流されました。

当時は事故による死者は出なかったために政府は、「事故による被害者は無かった」と発表していますが、汚染現場の清掃の為にカナダとアメリカの兵士が数百人駆り出されそれらの兵士が被爆しました。

後にそれらの兵士の中に癌を発症した者もいたと言いますが、彼らが被った疾患と核事故の関連性を調べた機関や研究者はいなかったようです。

余談ですが、この汚染された事故現場に駆り出された数百人の兵士の中に、ジーミー・カーター(後のアメリカ大統領)も含まれていて、この任務に参加しています。

 

2.  東日本震災 福島第一原発 2011 レベル7

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今更説明するまでもない、2011年3月11日に発生した地震と津波の影響により起きた日本史上最も最悪な惨事でした。

いや、でしたと言う過去形ではなく今もなおメルトダウンした核燃料の回収、廃炉に向けての作業が続けられていますが、事故からすでに6年以上がたっているにもかかわらず何も解決していない状況です。

津波により多くの犠牲者が出てしまいましたが、福島原発事故による直接の犠牲者は出ていないという政府の見解に多くの日本国民が疑念を抱いていています。

「うちに限って津波なんか来るはずないよ」という当局関係者の自然災害に対する甘すぎた目算がこの事故を引き起こしたと言えます。

IAEAの事務次長を務めた原子力工学専門家ブルーノ・ペロード氏は、「この事故は天災ではなく防ごうと思えば防げた人災である」と発表しています。

 

1.  ロシア チェルノブイリ  1986 レベル7

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現在、史上最悪な原子力発電所事故として知られるチェルノブイリ原発事故。

発電所内に4つあった原子炉の内の4号炉がメルトダウンを起こした後爆発、膨大な汚染物質を自国のみならず世界に拡散させてしまった事故です。

爆発した原子炉内の放射性物質、推定10トンが大気中に放出されましたが、それは広島に落とされた原子爆弾の約400倍の量というIAEAの発表があります。

爆発した原子炉をコンクリートで固めるために、延べ80万人(内5万5千人は後に死亡)の労働者が動員されました。

後に、そのコンクリートの固まりは石棺(せっかん)と呼ばれるようになりました。
(数名の作業員いまだ行方不明者で中に取り残されているが、その遺体が確認できるのは数万年後)

現場で亡くなった死者数は、その場にいた運転員、消防士など33名ということになっていますが、実際には事故処理にあたった軍人、予備兵、トンネル掘削員などに多数の死者が出たと言われています。

また、放出された放射能による影響で癌に罹患し数千人~数十万人が亡くなっているという説もありますが、IAEAの公式見解では死者4000人ということになっています。

ウクライナのチェルノブイリ連合(NGO)は、死者数を73万4000人と発表していて、発表機関により数字はまちまちです。

まとめると

ここにご紹介した事故以外にも、小さな事故も含めると世界ではすでに数え切れないほどの原子力関連事故が起きています。

表立っていない事故、あるいはたまたま事故に結びつかなかったミスは2時間に一回は起きているとも言われています。

一旦レベル6,7の事故が起きると、その影響は数万年~数十万年環境に影響が残ると言われ、その事故収拾に使われる費用は、天文学的数字にのぼります。

人間のやることですから、時にミスする事はあるでしょうがこの「原子力関連に携わる関係者は全員完璧であり絶対にミスを犯すことなどない」という前提で政治家や開発者がサインをしてきたので、現在ここまで世界中に核関連施設が増殖してしまっている訳です。

神様だって間違えることがあるのに、人間が間違いを犯さないなんてあり得ないのですがいったいどういう認知の仕方なのでしょうか?。

「自分たちの世代さえ良けりゃーいい、次の世代のことなんか関係ないねー!」

そんなお偉い方々の考えを変えていかない限りまた同じことが延々繰り返されていくのです。

 

写真、文章参照 : World's Top Most

 

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