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【インド取材】本場のインドチャイ(マサラティー)の入れ方がこれで分かる

スパイスたっぷり本場インドのストリートチャイ(紅茶)の入れ方

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インドといったらチャイであるといったら言いすぎですが、ただ単にのどを潤すためとか一息入れる為ってだけのものではなく、インド人にとって重要な意味を持っていて、まさにインド文化なんですね。

このスパイシーでパワフルな甘みのミルクティーがつかれた頭と心を癒してくれるし、大事な人々とチャイをすすりあうことで連帯感が強いものになったりするのです。

インド人の脳がパワフルなのは、このチャイで脳の糖分を頻繁に補給しているからかもしれません。

 

ストリートチャイ屋の紅茶の入れ方

ところでチャイの本場インドではどのような手順で紅茶が入れられているのでしょうか?

インドチャイといえば、真っ先に思い浮かぶのがストリートチャイ屋。

この日はデリーの、ある道端チャイ屋を見学させていただきました。

 

準備する材料

チャイを入れるときに必要な材料がこちら


ミルク(水とミルクは1:1で混ぜておきます)
好みのスパイス(例、シナモン、カルダモン、しょうが、クローブ、ナツメグ、ターメリックなど)
紅茶葉
砂糖

 

手順

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鍋にミルクを注ぎます。

ミルクには、あらかじめ水が混ざっています。

その比率は、1:1つまり半々です。

 

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コンロに火を入れミルクを中火で温めます。

ミルクの周囲に小さい泡粒がたってきたら、そのほかの材料を投入します。

この時点で日本のティーバッグで飲む紅茶の入れ方とは、ぜんぜん違うことがお分かりいただけます。

ミルクで茶葉とスパイスを煮る、これがインドのオーソドックスな紅茶のいれかたです。

 


用意してあった紅茶葉

 


紅茶葉を鍋の中のミルクに入れる

 


砂糖も鍋に入れる(後で調節できるように入れすぎないようにします)

 

いよいよスパイスの投入

さてココからがチャイの入れ方の真髄

スパイスで味付けをしていきます。

このお店のチャイの味付けはジンジャー

どんなスパイスを入れるのかは、そのお店によりまた、同じお店でも季節により違ってきます。

一番オーソドックスなのが、シナモン、カルダモン入りのチャイ

そして、このジンジャーチャイです。

生姜は、体を温める作用があるので、インドでも冬場になると生姜味をだすチャイ屋が多いようです。

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しょうがをつぶす器具。

この器具、カップも棒もしっかりした金属でできて、見た目よりずっと重厚です。

一生物の商売道具なんでしょうね。

 

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生姜は皮をむかず、そのまま使います

 

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器具を使ってしっかり生姜を潰します

 

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潰したしょうがを鍋に入れる

今日は、生姜だけでしたが、シナモンやカルダモンなど好みのスパイスをそのまま、あるいは器具で砕いてから入れてもOKです。

 


鍋を振って材料をよく混ぜます。

 

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沸騰したら弱火でグツグツ煮ます。

2分くらい煮るのですが、沸騰させすぎないようにするのがポイントです。

煮ながら、時々かき混ぜます。

この時点でほぼ完成なのですが、ほとんどのチャイ屋のおっちゃんはここで味見をしています。

ちゃんと味見をしているところはさすがと言いたいところなのですが、見ているポイントは甘みだけですね。

茶葉の種類によってその渋みの出方が違ってきますので。

最後に味見をして、十分な甘みに達しているか、渋味のほうが勝ちすぎてないかチェックしているのです。

甘くなければチャイじゃないってなくらいですから。

 

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こし網を用意しておき

 


こし網のうえから紅茶をポットに注ぐ

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ポットの紅茶をコップに注げば完成ー!
(一杯5ルピー 日本円で約8円)。

うーん ガツンと濃厚でうまいー…!(;´д`)ゞ

 

チャイうんちく

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インドのチャイがどこで飲んでも美味しく感じるのは、香辛料と砂糖によるものです。

記事の中で触れたように、道端のチャイ屋で使っている茶葉の質はどこも粗雑なものを使っています。

一杯8円の紅茶に良質な茶葉が使えるわけがありません。

ですので、そのままスパイスもミルクも砂糖も入れずにプレーンで飲むと、ハッキリ言って飲めません

不味すぎて。

良質な茶葉は日本やヨーロッパなどの先進国に輸出されたり国内の金持ちにより消費されています。

チャイが庶民の味方である為には、やはり安い茶葉を使うしかありません。

安茶葉のプレーン茶は飲める代物ではありませんが、そこに上手にスパイスを加えると、安茶葉が持つ独自の欠点が逆にうまいこと味のポイントとなり、とっても美味しいチャイに生まれ変わります。

すごいことに、高級茶葉を使ってこのインドチャイ(マサラチャイ)をいれてもおいしくできないんですね

低品質の紅茶でホコリのようにクズ状になっているものを煮出すことで、あの独自のやみつきになるクセ味になるのです。

このインドマサラチャイが生まれた背景は、イギリス植民地時代に東インド会社がクオリティーの高い茶葉はイギリスなどの国外に輸出していたので、商品にならない残ったカス茶葉を飲めるようにインド人が考え出したのです。

つまりチャイは、庶民が、紅茶葉の質に左右されずに美味しく飲むためのインドの知恵が詰まった文化です。

インド料理には、「ギー」という、これまた素晴らしい食材があります。

ミルクから抽出した油(インド版バター)なのですが。

このギーを、料理に添加すると料理の味がアップし、並みの料理が一気に高級料理に変化します。

ギーも、スパイスもインド料理には欠かせないもので、インド人の知恵を感じさせる食文化であります。

さいごに

私は、インドに行くとしばらくは普通のチャイをいただくのですが、強烈にあまいのでずっとは飲めません。

そんな時は、チャイ屋のおっちゃんに何も入っていないプレーンの紅茶を頼みます。

ハッキリ言ってまずいですが、砂糖が入っていないので頻繁に飲むときはベターです。

いままで、数えきれないくらいチャイ屋のおっちゃんにプレーンの紅茶を頼みました。

そんなの頼むのはほかに誰もいないので、そのたった一杯の為にわざわざ別に作らないといけません。(ふつうは多人数分をいっぺんに作っている)

しかし、いままで私の注文にいやな顔したおっちゃんは一人もいませんでした。

どのおっちゃんもインド人らしいラブリーな笑顔で作ってくれました。

インド人って基本みんな優しいんですよね。

 

 




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